“変わる人”の条件、THE HUNDREDが考えるドーシャ理解の重要性
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更新日:3 日前
同じ不調でも、整え方が人によって異なるのはなぜでしょうか。THE HUNDREDでは、ドーシャを単なる体質診断ではなく、自分の状態を理解し、本来のリズムへ戻るための考え方として捉えています。その本質をアーユルヴェーダの視点からご紹介します。

同じ不調でも、その背景はさまざま。だからこそ、私たちは身体の声を聞く
ひと言で「疲れ」と言っても千差万別。たとえば同じ疲労感でも、身体が重く、活力が湧かないのか。あるいは、めまいや思考の鈍さを伴うほど深く消耗しているのか。アーユルヴェーダでは、その違いにも意味があると考えます。
不眠や無気力、だるさも同様です。それらの不調がヴァータ、ピッタ、カパのどの乱れに起因するかによって現れ方や整え方が異なるため、その背景で何が起きているかの見極めが大切です。また、前章の「不調の症状を見るのではなく、“乱れのプロセス”を紐解く。」でもお伝えしたとおり、アーマ(未消化物)の蓄積がどこに起きているかでも、疲労感の度合いが変わります。
だからこそTHE HUNDRED WELLNESS SALONでは、施術の前のカウンセリングを大切にしています。体質的な傾向に加え、睡眠の質や消化の状態、ストレス、日々の活力レベルなど、その日の心身の状態を丁寧にうかがいます。そして施術中は、実際に身体へ触れながら緊張の入り方や循環の状態、その人特有のリズムを読み取っていきます。
私たちが見ているのは、「肩こり」や「疲労」といった症状そのものではありません。その不調がどのような質を持ち、どこから始まっているのか。いま身体が何を必要としているのか。
それを理解することが、アーユルヴェーダにおける調律の第一歩なのです。
「体質」と「乱れ」の関連性

アーユルヴェーダでは、身体を理解するために、「プラクリティ(Prakriti)」と「ヴィクリティ(Vikriti)」という2つの視点を用います。
プラクリティとは、その人が本来持っている性質のこと。生まれ持った身体の傾向、思考パターン、エネルギーの質、消化力や感情の特徴など、いわば“身体の設計図”のようなものです。
一方で、ヴィクリティとは、いま現在起きている「エネルギーの乱れ」を指します。どんな生活を送っているか。どんな食事を摂っているか。どれほど情報やストレスにさらされているか。そして季節がどのように影響しているか。そうした生活習慣の積み重ねや環境要因によって、本来のバランス(プラクリティ)から一時的に離れている状態を“乱れ”として捉えるのが、ヴィクリティです。
ですから、「ヴァータ体質だから不安定」という単純な話ではありません。ドーシャは、性格や人間性を決めつけるためのラベルではないのです。本来その人が生まれ持った性質に対して、いま何が過剰になり、何が不足しているのか。そこを見極めることが、アーユルヴェーダにおける調律の出発点になります。
ドーシャは、あなたを分類するためのものではない

プラクリティを理解するうえで欠かせないのが、ドーシャという考え方です。アーユルヴェーダでは、人の身体をヴァータ(風・空)、ピッタ(火・水)、カパ(地・水)という3つの生命エネルギーのバランスとして捉えます。
ヴァータは動きや変化、神経や思考を司り、ピッタは消化や変換、判断力に関わります。カパは安定や保持、滋養を支えるエネルギーです。
アーユルヴェーダに一度でも触れたことのある人なら、これらドーシャを軸とした“体質タイプ診断”のようなものを経験したことがあるでしょう。ですので誤解されがちなところがあるのですが、ドーシャは単なる体質診断や性格分類ではありません。
そもそも、人はひとつのドーシャだけで構成されているわけではなく、誰もがすべてのドーシャを持ちながら生きています。そしてそのバランスは、季節や環境、ライフスタイルによって絶えず変化しています。
だからこそTHE HUNDREDでは、「自分は何タイプか」を知ること以上に、“いま何が乱れているのか”を理解することを重視します。
体質とは固定されたラベルではなく、現在の状態から整える方向を読み解くための地図。その地図があるからこそ、自分に合った整え方を見つけることができるのです。
“変わる人”は、自分のリズムを理解している
アーユルヴェーダでは、知識は生活のなかで実践されて初めて叡智になると考えます。どのドーシャが優位なのかを知ること自体が目的ではありません。大切なのは、その理解を日々の選択へと落とし込むこと。
いまの自分には休息が必要なのか、それとも停滞を動かす刺激が必要なのか。温めるべきなのか、熱を鎮めるべきなのか。そうした判断は、自分自身の状態を理解しているからこそ可能になります。
THE HUNDREDを監修するニーマル・ラージ・ギャワリはこう述べています。「知識は日々の生活で生かされたときに初めて叡智となります。意識を持って食べ、感謝して呼吸し、信頼して休むこと。この日常の微細な選択こそが、あなたを本来のリズムへと連れ戻す唯一の道なのです。」
最終的に私たちが目指すのは、身体を一時的に楽にすることではありません。施術を通じて身体の声を読み解き、本来持っているリズムを思い出していくこと。そしてその感覚を日常へ持ち帰り、自ら整えられる状態を育てていくことです。
本質的な変化とは、身体が自然な状態を思い出し、そのリズムを日常のなかで維持できるようになることです。“変わる人”とは、特別な体質の人ではありません。自分の身体で起きていることを理解し、その変化に合わせて生き方を調律できる人。
そして、THE HUNDREDが行うのは、その人自身が、本来持っている生命のリズムへ戻っていくためのサポートです。“整う”とは、すでに身体の内側にある知性を、再び働かせることなのです。
この記事のポイント
同じ不調でも、その原因や整え方は人によって異なる
ドーシャは、人を分類するためではなく、自分の状態を理解するための考え方
アーユルヴェーダでは「体質(プラクリティ)」と「現在の乱れ(ヴィクリティ)」を分けて捉えることが重要
THE HUNDREDでは、ドーシャを理解し自分の身体のリズムを知ることが、本質的な変化の第一歩だと考えている
この記事で登場した用語
プラクリティ:
生まれ持った体質や性質。身体や心の基本的な設計図。
ヴィクリティ:
生活習慣や季節、環境などによって生じる現在の乱れ。
ドーシャ:
ヴァータ・ピッタ・カパの3つの生命エネルギーの総称。心身のバランスを理解するための指標。
ヴァータ:
動きや変化を司るドーシャ。
ピッタ:
消化や代謝、判断力を司るドーシャ。
カパ:
安定や滋養、保持を司るドーシャ。
自分の"今の状態"を知ることから始めませんか?
THE HUNDREDでは、施術前のカウンセリングを通して、その日の心身の状態や季節の影響を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
>>次のjournalでは、THE HUNDREDが考える「食べること」と「消化」について、さらに詳しくお伝えします。



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